10月の金沢の田んぼ周辺の様子を見てきました~(*’▽’)
場所はいつもの定点観察地!前回は稲刈り後の田んぼからひこばえが伸びていましたが、今回はどうなっているのでしょうか。
田んぼの様子だけでなく、周辺の植物も観察してきました。秋らしい変化がいろいろ見られましたよ~。
10月の田んぼを観察!ひこばえはどうなった?

前回は稲刈り後にひこばえが生えてきて、2期目の収穫があるのかというところでした。
でも、今回見たところ新たに刈り取った跡は無さそうなので、収穫はしていないようですね。
それにしても、この倒れ方が気になる!

見た感じ、自然に倒伏したというよりトラクターなどで踏み倒したような状態です。
外周部の稲は比較的綺麗に残っていますし、周りの緑色の田んぼも同じような状態でした。
実際にどういう作業をしたのかは分かりませんが、田んぼの中央部分だけがまとまって倒れているのは面白いですね(*’▽’)
農道の向かい側は一面茶色!除草剤の影響?

一方、農道を挟んだ向かい側の田んぼは一面まっ茶色!
9月に観察したときはここまで大きな違いがなかったので、おそらく除草剤を散布したのではないかと思います。
10月中旬とはいえ、あぜ道の雑草までこれだけ一斉に茶色くなっているのは気になりますね。

田んぼだけでなく、周囲の雑草もすっかり冬景色のようになっています。
稲刈り後の雑草管理は、翌年の雑草発生を抑えたり、害虫のすみかを減らしたりする目的で行われることがあります。
ひとまず今年の稲作は終了したようなので、ここからは周辺で見つけた植物を紹介していきます~(*’▽’)
10月の田んぼ周辺で見つけた秋の植物
セイタカアワダチソウが黄色い花を満開に!

最近、あちこちの草地を黄色く染めているセイタカアワダチソウ。
この田んぼ周辺でもたくさん咲いていました!

近くで見ると、小さな花がびっしり集まっていて、ふかふかで温かそうw
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産のキク科の多年草で、日本各地の空き地や河川敷などでもよく見られます。
秋になると一斉に黄色い花を咲かせるので、この時期の草地では特に目立つ存在ですね(*’▽’)
マメアサガオの花とアサガオ類の種

前回はアサガオ類の花がたくさん咲いていましたが、今回はこの写真のマメアサガオくらいしか見つかりませんでした( ゚Д゚)
除草剤などの影響もあるのかもしれませんが、単純に花の時期が終わりに近づいているのだと思います。
代わりに目立っていたのが、あちこちにできた種です。


丸い果実があちこちにできています。
花が咲いていた頃とはずいぶん印象が違いますね。
アサガオ類は花が終わったあとに果実をつけ、成熟すると中に種ができます。こうして次の世代につながっていくわけですね(*’ω’*)
黄色い花と特徴的な実をつけるヒレタゴボウ

こちらはヒレタゴボウ。
小さな黄色い花を咲かせていますが、それ以上に目立つのが赤紫色の細長い実!
ヒレタゴボウはアカバナ科の植物で、田んぼや湿った場所などに生えます。
花が終わると細長い果実が残り、写真のような独特の姿になります。
ほかにはツユクサも見かけましたが、今回確認できた花はこれくらいでした。
イヌホオズキの実が黒く熟していた!

最後は、いつも観察しているイヌホオズキの株!
今回も元気に育っていて、実が黒く熟していました。
まだ緑色の実も残っているので、成熟の途中の様子もよく分かりますね。
以前見かけたニジュウヤホシテントウは今回は見つからず。
イヌホオズキは無事に耐え抜いたようですw
ちなみに、イヌホオズキの仲間には有毒成分を含むものがあるので、黒く熟していても食べないようにしましょう。
今回は虫を1匹も撮影できませんでしたが、田んぼの周辺では秋らしい虫の鳴き声がしっかり聞こえていました。
緑だった田んぼが茶色くなり、花が減って種や実が目立つようになってきた10月。
同じ場所でも、訪れるたびに違った様子を見せてくれるのが定点観察の面白いところですね( *´艸`)
おまけ:収穫されなかったひこばえはその後どうなる?冬を越して再び育つの?
9月には青々と伸びていたひこばえですが、今回の10月の観察では倒れてしまっていました。
前回の記事では、ひこばえが生える仕組みや、1期目の米との違い、再生二期作について紹介しました。
では、2回目の収穫をせず、そのまま残されたひこばえはどうなるのでしょうか?(*’▽’)
秋が深まるとひこばえの成長は鈍くなる
稲は暖かい環境を好む植物なので、秋が深まって気温が下がると成長が鈍くなっていきます。
特に金沢では、10月から11月にかけて気温が下がり、日照時間も短くなっていきます。
そのため、ひこばえが再び穂をつけたとしても、十分に成熟する前に寒くなってしまうことがあります。
今回の田んぼでは、ひこばえが倒れていましたが、これは寒さによるものとは限りません。田んぼの管理作業によって倒された可能性もあります。
ひこばえは冬を越して翌年も育つの?
実は、稲には多年生として生きる性質があります。
熱帯などの暖かい地域では、収穫後の株から再び芽が伸び、同じ株が生育を続けることもあります。
しかし、日本の一般的な水田では稲を一年草として栽培しています。
金沢のように冬の寒さが厳しく、霜や積雪のある地域では、ひこばえがそのまま冬を越して翌年の収穫につながることは通常期待できません。
そのため、翌年の稲作では新たに育てた苗を植えるのが一般的なんですね。
枯れたひこばえは田んぼの土に戻る?
収穫されなかったひこばえや稲刈り後の株は、田んぼを耕す際に土の中へすき込まれることがあります。
土に混ぜ込まれた植物は、微生物などの働きによって時間をかけて分解され、一部の養分が土壌へ戻っていきます。
ただし、植物をすき込めばすぐに肥料になるわけではありません。分解の進み方は気温や水分、土壌の状態によって変わります。
また、稲刈り後の株をどのように処理するかは、農家や田んぼの管理方法によって異なります。
今回見つけた、外周部だけひこばえが残っている田んぼも、今後耕されるのか、それとも冬までこの状態なのか気になりますね(*’ω’*)
9月には元気に伸びていたひこばえが、10月には倒れ、やがて冬を迎える。
稲刈りが終わったあとも、田んぼでは次の春に向けてさまざまな変化が起きているんですね。
11月以降も引き続き観察していきたいと思います~( *´艸`)
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