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金沢市大場町の佐那武神社を散策!約2000万年前の珪化木と秋の紅葉を観察

石川県金沢市大場町にある佐那武神社の朱色の鳥居と秋の参道 金沢の神社・お寺めぐり

金沢市大場町にある佐那武神社(さなたけじんじゃ)へ行ってきました~(*’▽’)

奈良時代にさかのぼる由緒が伝わる神社で、境内には立派な馬の像や約2,000万年前の珪化木、忠魂碑などがあります。

この日は秋晴れのとても気持ちいい日!境内の木々も少しずつ色づき始めていて、紅葉や木の実を観察しながら散策してきましたよ~(*´ω`*)

金沢市大場町の佐那武神社とは?歴史や祭神を紹介

佐那武神社は、〒920-3121 石川県金沢市大場町東210に鎮座する神社です。

神社の由緒を調べてみると、なんと奈良時代にまでさかのぼる歴史が伝えられていました!( ゚Д゚)

『河北潟総合研究』に掲載された神社調査によると、神亀3年(726年)に猿田彦神を勧請し、佐那武神社と称したと伝えられています。

ただ、その後は次第に荒廃して社地だけが残る状態になったそうです。

そして永延元年(987年)、富樫忠頼によって小浜神社の摂末社だった松尾神社が移され、造営されたと記録されています。

さらに明治2年(1869年)には天照大神を分祀して日霊神社となり、大正13年(1924年)に両社が合併。現在の場所へ移転し、佐那武神社という名前になったそうです。

現在祀られている祭神は、次の三柱です。

  • 大山咋命(おおやまくいのみこと):山や土地に関わる神様
  • 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと):水や海との関わりが深い神様
  • 天照大神(あまてらすおおみかみ):太陽に象徴される神様

現在の社殿が奈良時代から残っているわけではありませんが、地域の信仰が長い年月をかけて受け継がれてきた神社なんですね~(*’▽’)

ちなみに、同じ「佐那武神社」という名前の神社が野々市市御経塚にもあります。今回訪れたのは金沢市大場町の佐那武神社なので、お間違えなく!

参考資料:『河北潟総合研究』第1号(1997年)

朱色の鳥居と秋の参道を歩いてみた

金沢市大場町の佐那武神社に建つ鮮やかな朱色の鳥居

まずは入口の鳥居から!

鳥居はピッカピカの朱色で、かなり綺麗ですね~(*’▽’)

周囲にはマツや紅葉し始めた木々があり、赤い鳥居がよく映えています。

参道の中央には「下馬」と書かれたコーンが置かれていました。

自転車で入る人が多いんでしょうかw

下馬という言葉については、記事の最後のおまけで紹介します!

佐那武神社の朱色の鳥居に掲げられた佐那武神社と刻まれた石製の社号額

鳥居は新しく見える一方、石の額には年代を感じますね。

佐那武神社の参道と拝殿、石灯籠、右側に奉納された馬の像

鳥居をくぐると、まっすぐな参道の先に拝殿があります。

両側には石灯籠や大きな樹木が並び、右側には馬の像も見えていますね。

この日は秋晴れのとても気持ちいい日で、境内のモミジやケヤキも紅葉で色が変わってきていました。

緑色の木々に黄色や赤色が混ざり、秋らしい雰囲気が感じられます(*´ω`*)

年代を感じる立派な木造の拝殿

佐那武神社の木造拝殿と大きな屋根、正面に掛けられた注連縄

こちらが佐那武神社の拝殿です!

木材には年代を感じますが、屋根が大きく、なかなか立派な建物ですね~。

正面には太い注連縄が掛けられ、左右にはガラスで囲われた部分もあります。

佐那武神社の拝殿に掲げられた金文字の木製社号額

拝殿の上には、金色の文字で「佐那武神社」と書かれた額が掲げられています。

こちらも立派ですね~!

木の額には装飾も施されていて、近くで見るとなかなか存在感があります(≧▽≦)

境内には立派な馬の像が奉納されていました

佐那武神社に奉納された前脚を上げた立派な馬の像と奉納の文字がある台座

拝殿の右側には、立派な馬の像が奉納されていました!

実はこの日、ほかにも八田にある神社2か所へ寄ってきたのですが、そちらにも馬の像が奉納されていました。

やっぱり金沢競馬場が近くにあるので、その関係で納められたものなんでしょうか?(*’▽’)

神社と馬の関係は古く、馬は神様の乗り物と考えられ、祈願や感謝のために奉納されてきました。

現在の絵馬も、もともとは馬を奉納する信仰と関係があるとされています。

ただし、こちらの馬の像が金沢競馬場と直接関係しているかどうかは、資料を確認できませんでした。

それにしても、近くの神社で続けて馬の像を見かけると気になりますねw

約2,000万年前の樹木が化石に!境内の珪化木

佐那武神社の境内に置かれた約2000万年前の樹木の珪化木と木製説明板

境内には、なんだか変わった大きな石のようなものも置かれていました。

こちらは約2,000万年前の樹木が化石になった珪化木(けいかぼく)だそうです!

約2,000万年前って、すごすぎるw( ゚Д゚)

珪化木とは、地中に埋もれた樹木の内部にケイ酸などの鉱物が入り込み、長い年月をかけて石のようになった化石のこと。

石になっていても、木の幹の模様や組織が残っていることがあります。

神社に珪化木が置かれている場合、珍しい自然物として奉納されたものや、記念物として設置されたものなどが考えられます。

それにしても説明板があるのは助かりますね~(*’▽’)

神社の横には忠魂碑も建てられていました

金沢市大場町の佐那武神社の境内脇に建つ忠魂碑と石灯籠

神社の横には、大きな忠魂碑(ちゅうこんひ)も建てられていました。

忠魂碑とは、主に戦争で亡くなった人々を追悼・顕彰するために建てられた石碑のことです。

明治時代以降、日本各地で建立され、地域出身の戦没者を記念する碑として、神社の境内やその周辺に残されているものもあります。

ただ、こうした石碑が地域に残っていること自体、昔の人々が戦争で亡くなった人をどのように記憶してきたのかを考えるきっかけになりますね。

普段は植物や生き物ばかり探している田中ですが、神社にはこうした地域の歴史を感じられるものもあったりします(*’▽’)

佐那武神社で秋の自然観察!境内の木々が色づいていました

道路側から見た佐那武神社の境内と秋色に変わり始めた大きな樹木

さて、ここからは田中恒例の自然観察です~(*’▽’)

それほど広い神社ではありませんが、大きな樹木は意外と種類があります。

マツ、スギ、ケヤキ、クヌギ、サクラ。裏にイチョウもあったかな?

緑色、黄色、赤色と、綺麗に色づいていますね~(*´ω`*)

佐那武神社の境内で赤く紅葉し始めたサクラの枝葉

こちらは赤く色づき始めたサクラの木。

サクラといえば春の花ですが、秋になると葉が赤やオレンジ色に変わるので、紅葉も楽しめます。

まだ緑色の葉も残っていて、ちょうど色が変わっていく途中のようですね。

隣り合う2本のケヤキで紅葉の色が全然違う!

佐那武神社で隣り合う2本のケヤキが黄色と赤茶色に異なる紅葉を見せている様子

今回の自然観察で面白かったのが、この2本のケヤキ!

1本は黄色っぽい葉なのに、もう1本は赤茶色に紅葉しています。

隣り合っているのに、こうも違うことがあるんですね~( ゚Д゚)

ケヤキは木によって紅葉の色が異なり、黄色、オレンジ色、赤茶色などに変化します。

これは葉に含まれる色素の変化や、個体ごとの性質、日当たりなどの環境条件が関係しています。

同じ場所に生えていても、木によって紅葉の進み方や色が違うことがあるんですね~。

こうして並んでいると違いが一目瞭然!なかなか面白い光景でした(≧▽≦)

ケヤキの幼木かな?葉脈だけ緑色に残った不思議な葉

佐那武神社の忠魂碑近くに生えるケヤキに似た小さな落葉樹

忠魂碑の近くには、こんな小さな木も生えていました。

これもケヤキの幼木でしょうか?

紅葉が進んだケヤキの葉の中で葉脈だけが緑色に残っている様子

面白いのがこの葉っぱ!

葉は紅葉しつつあるものの、葉脈だけが緑色に残っているんです。

まるで葉脈が光っているみたいでかっこいい!(≧▽≦)

赤茶色の葉に緑色の主脈と側脈が浮かび上がる紅葉途中のケヤキの葉の拡大写真

こちらも同じような葉です。

葉の表面には黒っぽい斑点もありますが、中央から枝分かれする葉脈がくっきり見えています。

秋になると葉の中の葉緑素が分解され、緑色が薄れていきます。

ただし、葉のすべての部分が同じ速度で変化するわけではなく、葉脈の周囲などに緑色が残ることもあります。

その結果、葉脈だけが浮かび上がるように見える場合があるんですね。

遠くから見る紅葉も綺麗ですが、近くで観察するとこんな面白い模様も見つかります(*´ω`*)

ヒサカキの実が緑色から黒紫色に変化中!

佐那武神社のヒサカキに実った緑色や紫色の小さな実

続いて見つけたのがヒサカキの実です!

小さな丸い実が枝にたくさん付いていますね~。

まだ緑色の実が多いものの、一部は紫色や黒っぽい色に変わり始めています。

ヒサカキの枝にびっしりと付いた緑色と黒紫色の実

少し離れて見ると実の多さがよく分かりますw

ヒサカキは常緑の低木から小高木で、神社や雑木林などでも見かける植物です。

実は熟すにつれて緑色から黒紫色へと変化していきます。

これからどんどん黒紫色になっていくんでしょうね~(*’▽’)

秋は紅葉する木だけでなく、こうした常緑樹の実を観察するのも面白いです。

境内にはクヌギのどんぐりが大量に落ちていました

佐那武神社の境内の地面にたくさん落ちていたクヌギのどんぐりとトゲトゲした殻斗

最後に紹介するのが、境内にたくさん転がっていたクヌギのどんぐりです!

地面には丸いどんぐりと、トゲトゲした帽子のようなものが大量に落ちていました。

クヌギのどんぐりは丸っこい形が特徴で、帽子にあたる殻斗(かくと)には細長い鱗片が付いています。

こうして地面に落ちている木の実を観察するだけでも、近くにどんな樹木が生えているのか分かるのが面白いですね~。

今回は生き物を見つけることはできませんでしたが、秋は紅葉や木の実が楽しめるので、神社散策に向いている時期ですね~(*´ω`*)

なにより蚊がいないのがいいw

夏場と違って、立ち止まってゆっくり植物を観察できるのがありがたいです(≧▽≦)

おまけ:神社で見かける「下馬」ってどういう意味?

佐那武神社の参道中央には「下馬」と書かれたコーンが置かれていましたが、そもそも下馬って何なんでしょうか?(*’▽’)

下馬(げば)とは、馬に乗っている人が馬から降りること。

昔は神社やお寺、お城などの入口に「下馬」と書かれた札や石碑が設けられ、そこから先は馬を降りて進むよう定められている場所がありました。

神聖な場所に対する敬意を示したり、境内の安全や秩序を守ったりする意味があったんですね~。

神社には「下馬石」と呼ばれる石碑が残っている場所もあり、昔の参拝の決まりを今に伝えています。

現代では馬に乗って神社へ来る人はほとんどいませんが、「下馬」という言葉は今でも残っています。

ちなみに、佐那武神社のコーンが自転車などの乗り入れ禁止を意味しているのかは実際のところ分かりませんw

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