金沢城公園のすぐ近くにある尾崎神社(おさきじんじゃ)へ行ってきました~(*’▽’)
訪れたのは2026年10月1日。今回は朱色の社殿が特徴的な尾崎神社を参拝し、境内の様子や植物を観察してきました。
尾崎神社は、加賀藩4代藩主の前田光高が1643年(寛永20年)に創建した神社です。もともとは金沢城の北ノ丸にあり、徳川家康公を祀る東照宮として建てられました。
※前田光高公は、藩祖・利家公から数えて4代目、加賀藩主としては3代目にあたる人物です(*’▽’)
現在の社殿は国の重要文化財に指定されており、金沢城に関係する現存最古の建造物とされています。
それでは早速見ていきましょう!
尾崎神社の朱色の門が立派!歴史を感じる境内

こちらが尾崎神社の正面入口です。
鳥居は見当たりませんが、大きな朱色の門が建っています。
柱や屋根の下まで朱色に塗られていて、塗装が少し剥がれている部分からも歴史を感じますね( ゚Д゚)
尾崎神社は、その華やかな建築から「日光東照宮の縮図」とも呼ばれているそうです。
金沢城内にあった神社が、明治11年(1878年)に現在の場所へ移築されたとのこと。建物自体は江戸時代初期に造られたものなので、かなり長い歴史があります。
尾崎神社の拝殿を参拝!国の重要文化財に指定

こちらが尾崎神社の拝殿です。
それほど大きな建物ではありませんが、朱色の柱と青緑色の屋根が印象的で、立派な造りですね~(*’▽’)
拝殿の左右には大きな狛犬が置かれており、参拝者を迎えてくれます。
尾崎神社では本殿・中門・透塀・拝殿・幣殿が国の重要文化財に指定されています。
本殿と拝殿を分けて配置する、初期の東照宮建築の特徴を残していることも貴重なのだそうです。

拝殿には「尾崎神社」と書かれた木製の額も掲げられていました。
額の木目や文字にも風格がありますね。
ちなみに尾崎神社という名前になったのは1874年(明治7年)。それ以前は金沢城内の東照宮として信仰されていました。
参考:金沢市公式サイト「尾崎神社 本殿・中門・透塀・拝殿及び幣殿」
境内には豊受稲荷社も!2025年に金沢市指定文化財へ
尾崎神社の境内には、豊受稲荷社(とようけいなりしゃ)という小さな神社もありました。

朱色の鳥居の奥に、小さな社殿が見えています。
左右には木製の灯籠が置かれており、こちらも落ち着いた雰囲気です。

こちらが豊受稲荷社の社殿です。
小さな建物ですが、屋根や木造部分の造りがしっかりしていて、歴史を感じさせますね。
実はこの社殿、2025年3月21日に金沢市の指定文化財になった建物なのです!
金沢市の解説によると、建築様式などから17世紀後半の建物と考えられており、かつて金沢城内にあった東照宮の遺構として貴重なものだそうです。
また、東照宮の本殿を修理する際に使われた仮殿だった可能性も指摘されています。
何気なく立ち寄った小さな神社にも、こんな歴史があったとは( ゚Д゚)
参考:金沢市公式サイト「尾崎神社豊受稲荷社社殿附御宮移転図巻」
尾崎神社の裏門と駐車場を確認!利用時はルールに注意

こちらは尾崎神社の裏門です。
正面の門と同じように朱色に塗られていて、こちらも立派ですね~(*’▽’)
ちなみに、この裏門の横から車を入れて、境内の指定された場所に駐車することもできます。

こちらが駐車スペースです。
ただし、誰でも自由に長時間駐車できるわけではありません。

境内には駐車に関する詳しい案内板が設置されていました。
案内によると、駐車を希望する場合は社務所へ申し出て、許可を得る必要があります。
また、駐車可能時間は午前7時から午後5時までで、午後5時以降は駐車禁止となっています。
駐車料金は次のとおりです。
- 1時間以内:200円
- 1時間超~2時間以内:400円
- 2時間超~3時間以内:600円
- 3時間超~6時間以内:800円
- 6時間超~12時間以内:1,500円
料金は前払いで、社務所に納める決まりになっています。
そのほか、参道や車の出入口への駐車は禁止されており、境内の文化財や樹木を傷つけないよう注意が必要です。
神社の境内には重要文化財があるので、駐車する際は必ずルールを守りましょう!( `ー´)ノ
※駐車料金や利用条件は2026年10月1日に現地で確認した内容です。変更される可能性があるため、利用時は最新の案内に従ってください。
尾崎神社の自然観察!枝垂れ桜とモミジを発見
今回は自然観察らしいことはあまりできませんでしたが、境内には気になる木が何本かありました。

こちらは拝殿近くに植えられていた枝垂れ桜(シダレザクラ)です。
枝が大きく垂れ下がっていて、なかなか立派な木ですね。
田中が訪れたのは10月1日なので、もちろん花は咲いていませんw
春になれば、枝いっぱいにサクラの花が咲く姿を見られるかもしれませんね~(*’▽’)

こちらは境内に生えていたモミジです。
10月に入っていましたが、葉はまだ青々としていました。
金沢のモミジが本格的に色づくのは例年11月頃なので、紅葉にはまだ少し早かったようですね。
境内にはほかにも大きな木があり、建物だけでなく季節ごとの植物も楽しめそうです。
有名な観光地のついでに参拝してってはいかが?
今回は金沢城公園の近くにある尾崎神社を参拝してきました!
境内はそれほど広くありませんが、朱色の門や拝殿、豊受稲荷社など見どころがありました。
特に驚いたのは、金沢城内にあった江戸時代初期の建物が、現在も残されているということです。
近くには尾山神社や金沢城公園など有名な観光地もありますが、こちらも歴史好きなら立ち寄ってみる価値がありそうですね(*’▽’)
所在地:石川県金沢市丸の内5-5
おまけ:尾崎神社はなぜ金沢城の中から移転したの?
尾崎神社はもともと金沢城の北ノ丸に建てられた神社ですが、現在は金沢城公園の外にあります。
1643年に創建された神社が、なぜわざわざ城の外へ移されたのでしょうか?( ゚Д゚)
その理由は、明治時代に金沢城が陸軍の用地となったためです。
1871年(明治4年)の廃藩置県によって加賀藩がなくなると、金沢城は軍の管理下に置かれ、兵舎などが設けられるようになりました。
それまで金沢城内にあった東照宮も、そのままの場所に残すことが難しくなったのです。
1874年(明治7年)には名称を尾崎神社に変更。そして1878年(明治11年)、現在の金沢市丸の内へ移築されました。
しかし、この移転には大きな問題がありました。
なんと、移転のために支給された費用は600円しかなかったそうです!
当時の600円が現在のいくらに相当するかは簡単に比較できませんが、すべての建物を移すには足りなかったとのこと。
そのため、付属する建物の一部は取り壊され、本殿や拝殿など主要な建物だけが移築されました。
田中が訪れた際、境内はそれほど広くないと感じましたが、もともとは金沢城の中にもっと多くの建物があったわけですね( ゚Д゚)
ちなみに、現在残っている社殿は金沢城に関係する現存最古の建造物とされ、国の重要文化財に指定されています。
金沢城の建物がすべてそのまま残っているわけではないことを考えると、移築によって江戸時代初期の社殿が現在まで受け継がれているのは貴重なことですね~(*’▽’)
こんな記事も上げてるよ~
- 金沢市の尾山神社を散策! -ステンドグラスの神門や金谷神社、神苑の植物を観察
- 10月の金沢城公園を散策! -シタベニハゴロモの卵を発見?秋の花と生き物を観察
- 10月の兼六園を早朝散策! -ムラサキナギナタタケが大量発生、フジバカマや秋の花と日の出を観察
- 卯辰山三社を散策! – 豊国神社・卯辰神社・愛宕神社と9月の自然を見てきました



コメント