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金沢市無量寺町の白鳩神社を散策!神の使いの白鳩や馬の像、周辺の畑を自然観察

金沢市無量寺町の白鳩神社にある「神使之白鳩」と刻まれた二羽の鳩の石像 金沢の神社・お寺めぐり

金沢港いきいき魚市場近く、金沢市無量寺町にある白鳩神社へ行ってきました~(*’▽’)

周囲には畑が広がっていて、いかにも地域の氏神様といった雰囲気の神社です。
それほど大きな神社ではありませんが、境内はかなり綺麗に整えられていて、
白鳩や馬の像など生き物に関係するものも多く、田中的にはかなり面白い神社でした(*´з`)

畑の中を参道が伸びる白鳩神社

まず目に入ったのが、畑の間にある一の鳥居です。

金沢市無量寺町の白鳩神社へ続く一の鳥居と周囲の畑

両脇には普通に畑が並んでいて、その真ん中を参道が神社まで伸びています。

神社自体にはかなり古い歴史があるようですが、今の景色だけ見ると
畑の中に鳥居が立っているようで、地元の神社感があって面白いですよねw

駐車場はありません。
周囲の農道もかなり狭いので、路肩への駐車もやめておいた方がよさそうです。

参道を進むと、境内入口の鳥居に到着。

白鳩神社の境内入口にある鳥居と拝殿

広い境内ではありませんが、松が並び、地面もしっかり手入れされています。
かなり綺麗な神社です(*’ω’*)

親子の狛犬と神の使いの白鳩

境内には狛犬が4体あり、その中には子供を連れた親子の狛犬もいました。

白鳩神社に奉納されている親子の狛犬

そして白鳩神社らしいのがこちら。

白鳩神社にある神使之白鳩と刻まれた二羽の鳩の石像

「神使之白鳩」と刻まれた二羽の白鳩です。

白鳩神社の御祭神は応神天皇
応神天皇は八幡神として信仰されていて、鳩は古くから八幡神の神使として知られています。

なので、この白鳩は単に神社の名前に合わせて置かれているわけではなく、
御祭神ともちゃんとつながっているんですね( ゚Д゚)

境内には大きな馬の像も

白鳩のすぐ近くには、かなり立派な馬の像もありました。

白鳩神社の境内に奉納されている馬の像

鳩に馬に狛犬と、なんだか生き物色がかなり強い神社ですw

ちなみに境内の由緒碑には、明治40年に本殿を石川郡八田から移築したと書かれています。

八田と聞くと、現在の金沢競馬場がある八田町を思い出すので、
この馬像にも何か関係があるのか?と少し気になりました。

ただし、現在の金沢競馬場が八田町へ移転したのは昭和48年(1973年)。
本殿の移築は明治40年(1907年)なので、少なくとも
「競馬場があったから八田から馬像も来た」みたいな単純な話ではなさそうです。

この馬像がいつ、どんな理由で奉納されたものなのかまでは今回分かりませんでした。
こういう謎が残るのも神社巡りの面白いところですね(*´з`)

白鳩神社の由緒を見てみます

白鳩神社境内にある神社の由緒を記した石碑

境内には白鳩神社の由緒が刻まれた石碑もありました。

由緒碑によると、白鳩神社の御祭神は応神天皇
創建については天平9年(737年)と伝えられているようです。

その後、文明年間の初めには僧・行然が無量寿福寺を開き、
白鳩社の別当を務めるなど、神社と寺院が深く関わった時代もあったとのこと。

神仏習合の時代を経て、明治15年には宇佐神宮から八幡神を勧請し、
白鳩神社と改称。
村社として認可されたとあります。

また、明治5年には卯辰山麓から拝殿を移し、
明治40年には石川郡八田から本殿を移築。
現在につながる神社の形が作られていったようです。

ぱっと見は畑の中にある小さな地域の神社ですが、
調べてみるとかなり色々な歴史を通ってきた場所なんですね( ゚Д゚)

拝殿にも白鳩がいます

白鳩神社の木造の拝殿

こちらが拝殿。
木造の立派な建物で、かなり綺麗に維持されています。

白鳩神社の拝殿に掲げられた白鳩神社の扁額

拝殿には「白鳩神社」の額。

さらに屋根をよく見ると、鬼瓦だけでなく白い鳩までこちらを見ていますw
神社の名前だけでなく、境内のあちこちに鳩が登場するのが面白いですね(*’▽’)

境内の松を観察

自然観察もしてみましたが、境内はかなり綺麗に手入れされていて、
今回はそれほど見るものはありませんでした。

白鳩神社境内で上部を剪定されている大きな松

まず気になったのが大きな松。

かなり高く育っていますが、上部が切られて樹形が整えられています。
境内全体がすっきりして見えるのも、こうして定期的に管理されているからなのかもしれませんね。

白鳩神社境内に並ぶ大きな松の木

他にも立派な松が何本もありました。

建物だけでなく木までしっかり手が入っていて、
地域の人たちに大切にされている神社なのが伝わってきます(*’ω’*)

神社の周囲にはサツマイモ畑

境内よりも周辺の畑の方が自然観察的には目立っていましたw

白鳩神社周辺の砂地の畑一面に育つサツマイモ

一面に広がっていたのはサツマイモ畑

この白鳩神社がある無量寺町は金沢港のすぐ近く。
さらに北側へ行けば、加賀野菜の五郎島金時で有名な五郎島町があります。

そして畑を見ていて気になったのが土というより砂に近い地面

写真でも少し分かりますが、黒っぽい普通の畑の土ではなく、
海沿いの畑でよく見るようなサラサラとした砂浜に近い砂でした。

金沢港から五郎島周辺にかけては砂丘地が広がっていて、
こうした砂地は水はけがよく、サツマイモ栽培にも利用されています。
五郎島金時も、この海沿いの砂丘地で栽培されていることで知られる加賀野菜です。

実際に畑を目の前で見ると、
「五郎島金時ってこういう砂っぽい場所で育ててるのか( ゚Д゚)」
とかなり実感できますね。

ただし、今回見た畑に品種名などの表示はありませんでした。
場所的に「これも五郎島金時かな?」とは思いましたが、
このサツマイモ自体が五郎島金時なのかは分かりません。

9月12日の時点ではまだ葉が一面を覆うくらい青々としていました。
五郎島金時も夏の終わりから秋にかけて収穫・出荷されていく時期なので、
この砂の下にもサツマイモが育っているんでしょうね(*´з`)

白鳩神社近くの畑で育つ9月のサツマイモの大きな葉

近くで見ると葉っぱもかなり大きい。

最近は田中自身も五郎島金時を買って料理していますが、
完成したサツマイモだけを見るのと、実際に産地に近い場所を歩いて
砂地に広がるサツマイモ畑を見るのとでは印象が全然違います。

サトイモもかなり立派に育っていました

白鳩神社周辺の畑で大きく育っているサトイモ

こちらはサトイモ。

田中が家の小さな鉢で育てているサトイモとは比べ物にならないくらい立派ですw

写真には撮っていませんが、丈が150cmくらいありそうな大きな株もありました( ゚Д゚)
環境がいいとこんなに大きくなるんですねぇ。

これだけ葉が育っていると、土の中の芋がどんな状態になっているのかも気になります(*´з`)

今回は自然観察としては少なめでしたが、
古い由緒や白鳩、馬の像、周辺の畑まで見ることができて、
思っていたより見どころの多い神社でした。

こういう地域の神社を一つずつ見ていくと、
同じ金沢市内でもそれぞれ全然違う歴史や景色があるのが面白いですね~(*’▽’)

おまけ:白鳩神社と「白鳩」にはどんな意味がある?

今回一番気になったのが、やっぱり「なぜ白鳩神社なのか?」というところです。

白鳩神社の御祭神は応神天皇
応神天皇は神道では八幡神として信仰されていて、
全国にある八幡宮や八幡神社の中心的な神様です。

そして八幡神と非常に関係が深い動物がです。

鳩は古くから八幡神の神使(しんし)
つまり神様の使いとされてきました。

「なぜ鳩なのか」という起源についてははっきり分かっていませんが、
八幡神が鳩の姿で現れたという伝承や、
宇佐から石清水八幡宮へ神様を勧請した際に鳩が道案内をしたという説など、
八幡信仰には昔から鳩にまつわる話が多く残っています。

少なくとも中世には、鳩が八幡神の神使・化身として広く認識されていたようです。

そう考えると、白鳩神社にあった「神使之白鳩」の像や
拝殿にいる白鳩もちゃんと御祭神の応神天皇につながっているわけですね(*’▽’)

ちなみに鳩が特別な鳥として扱われるのは日本だけではありません。

有名なのが旧約聖書の「ノアの箱舟」

大洪水のあと、ノアは陸地が現れたか確かめるために鳥を放します。
最初に放したのはカラスで、その後に鳩を放しました。

一度目の鳩は止まる場所を見つけられず戻ってきますが、
再び放された鳩はオリーブの葉をくわえて帰還
これを見たノアは、水が引き始めたことを知ります。

この物語から「オリーブをくわえた鳩」は、
のちに平和や希望を表す象徴として広く知られるようになりました。

もちろんこれは八幡信仰とは別の文化・宗教の話なので、
白鳩神社の名前がノアの箱舟から来ているという意味ではありません。

それでも日本では八幡神の神使、西洋では平和や希望の象徴と、
遠く離れた文化の中で鳩が特別な存在になっているのは面白いですよね(*´з`)

白鳩神社を歩いているだけでは分かりませんでしたが、
境内に鳩の像がたくさんある理由まで調べてみると、
神社の見え方もちょっと変わってきました。

参考:

▶ 国立国会図書館 レファレンス協同データベース「八幡神の使いはなぜ鳩なのか」

こんな記事も上げてるよ~

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