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金沢市のイチョウ並木で銀杏拾い!臭い果肉を取り除いて洗浄・乾燥してみた

金沢市のイチョウ並木で拾い集めた約50粒の銀杏を透明な袋に入れた様子 生き物・植物観察

10月18日、金沢市内の街路樹であるイチョウが、たくさんの実(銀杏)を落とす時期になりました!

あちこちの道に銀杏が転がっていて、場所によっては踏みつぶされた実から強烈な臭いが漂っています( ゚Д゚)

ということで、今回は道に落ちている銀杏を掃除して、持ち帰って下処理してみたいと思います~(*’▽’)

10月の金沢で銀杏拾い!イチョウ並木には大量の実が

10月の金沢市内で黄色く色づき始めたイチョウ並木と歩道

今回やってきたのは、金沢市内にあるごく普通の道路。

一応、詳しい地名は伏せておきます。変な輩が集まっても大変なので( ゚Д゚)

ここはほかの野外観察の途中でたまに通る場所なんですが、車通りが少なく、歩いている人もほとんど見かけたことがなかったので目をつけていたんですよね~w

イチョウの葉も黄色く色づき始めていて、すっかり秋らしい景色になっています。

イチョウ並木の歩道に大量の銀杏が落ちている様子

そして足元を見ると……。

銀杏がめちゃくちゃ落ちてる!!

歩道のあちこちに丸い実が転がっています。

アスファルトの歩道に散乱しているオレンジ色や茶色の銀杏

近くで見るとこの量!

熟して柔らかくなったものや、踏みつぶされて果肉が広がっているものまであります。

熟して柔らかくなった銀杏と踏みつぶされた果肉の様子

銀杏の果肉は熟すと柔らかくなり、独特の強烈な臭いを放ちます。

これは大変だ( ゚Д゚)

ということで、大きめの実を中心に50粒ほど拾い集めました!

歩道から拾い集めた約50粒の銀杏を透明な袋に入れた様子

フウ……。

本当はこんな臭い実、拾いたくないんですからね?

あくまで地域貢献ですから( `ー´)ノ

仕方がないのでお持ち帰りしますw

ちなみに、銀杏の外側の臭い部分には皮膚炎を起こす成分が含まれているため、素手では触らないようにしましょう。拾うときも手袋などを使うのが安全です。

イチョウには雄と雌がある!銀杏が落ちる木と落ちない木の違い

黄色く色づいたイチョウの枝にたくさんの銀杏が実っている様子

ところで、イチョウには銀杏をつける木と、つけない木があるのを知っていますか?

イチョウは雌雄異株(しゆういしゅ)と呼ばれる植物で、雄株と雌株が別々に存在します。

雄株は花粉をつくり、雌株は受粉後に銀杏の種子をつけます。

つまり、私たちが拾っている銀杏ができるのは雌株なんですね!

金沢市内の道路沿いに並ぶ黄色く紅葉したイチョウの木

この並木でも、根元に銀杏がゴロゴロ転がっている木と、全く落ちていない木がありました。

銀杏が落ちていない木は雄株の可能性がありますが、雌株でも樹齢や結実状況によって実が少ないことがあるので、落ちていないだけでは断定できません。

ちなみに、街路樹では臭いや落下した銀杏による汚れを避けるため、雄株を選んで植えることもあります。

ただ、今回のように雌株が並んでいる場所では、秋になると歩道が銀杏だらけになってしまうわけですねw

拾った銀杏の下処理!臭い果肉を取り除いていく

ということで、家に帰って銀杏の処理をしていきます!

今回拾ってきたのは、ほとんどが熟して柔らかくなった銀杏です。

透明な袋越しに熟した銀杏の果肉を押して中の種子を取り出している様子

実を押すと、中から硬い種子が簡単に出てきます。

ちなみに、一般的に「銀杏の実」と呼んでいるものは、植物学的には果実ではなく種子です。

外側の臭い部分は種子の外種皮で、食べる部分はさらに硬い殻の内側にあります。

今回は直接触らなくて済むように、透明な袋を手袋代わりにして作業しました。

ただし、薄い袋は破れたり液が漏れたりする可能性があるので、本来はゴム手袋や耐水性の手袋を使った方が安心です。

拾った銀杏の柔らかい果肉を取り除いたあとの殻付きの種子

果肉を取り除いた銀杏がこちら。

まだ殻の表面に黄色い果肉が付着しているので、これを洗っていきます。

それにしても臭い!w

銀杏の種子を水洗い!果肉を綺麗に落とす

水を張った容器に銀杏の種子を入れて洗っている様子

取り出した種子をまとめて水ですすいでいきます。

今回は完熟したものばかりだったので、残った果肉も比較的簡単に取れました。

洗うときは果肉や洗浄水が肌に触れないように注意しましょう。また、作業に使った容器や道具は、食品用のものと分けると安心です。

果肉を洗い落として綺麗になった殻付き銀杏の種子

綺麗になりました~(*’▽’)

あれだけ臭かった銀杏も、果肉を取り除くとずいぶん扱いやすくなります。

銀杏の殻を観察!2面体と3面体を発見

せっかくなので、洗った銀杏の形も観察してみました。

銀杏の硬い殻には筋のような線があり、よく見ると形に違いがあります。

指でつまんだ銀杏の殻に見える2面体の形と境目の筋

こちらはよく見かける、2つの面が合わさったような形の銀杏。

殻に境目の筋があり、横から見ると少し平べったい形をしています。

指でつまんだ銀杏の殻に見られる3面体の立体的な形

ところが、今回拾った銀杏の中には、筋が3方向に入った3面体のようなものもありました!

おお、これはアタリでしょうか(*’ω’*)

銀杏の殻には一般的な2面体のほかに、3面体になるものもあります。

3面体の銀杏は2面体より少ないため、見つけるとちょっと得した気分になりますねw

こういう小さな違いを探すのも、自然観察の楽しみの一つです。

洗った銀杏を陰干し!翌日には臭いもなくなった

洗った銀杏を容器に広げて陰干ししている様子

綺麗に洗った銀杏は、水気を切って陰干ししていきます。

今回は適当にそこら辺に広げておくだけw

実際に乾燥させるときは、風通しのよい日陰で重ならないように広げると乾きやすくなります。

そして翌日には、表面がしっかり乾いて臭いもほとんど気にならなくなりました!

これで銀杏の下処理は完了です(*´ω`*)

あとは十分に加熱して硬い殻を取り除けば、中の銀杏を食べられます。

ただし、銀杏には加熱しても残る有毒成分が含まれるため、食べ過ぎは禁物です。特に子どもには注意が必要で、少量でも体調を崩すことがあります。

道に大量に落ちていた臭い銀杏が、こうして食材になるとは面白いですね。

今回は50粒ほど拾ってきましたが、下処理をしてみると意外と簡単でした。

それにしても、銀杏拾いって掃除にもなるし秋の自然観察にもなるし、一石二鳥ですね!

あくまで地域貢献ですけどね( `ー´)ノw

おまけ:道に落ちている銀杏は拾ってもいいの?

今回、田中は歩道に落ちている銀杏を拾ってきましたが、そもそも道に落ちている銀杏は勝手に拾ってもよいのでしょうか?

実は、この問題には全国共通の単純な答えがあるわけではありません。

落ちた銀杏の持ち帰りを認めている自治体もあれば、管理者への確認が必要な場所、採取を認めていない場所もあります。

街路樹の銀杏は誰のもの?

街路樹は一般的に、国や自治体などの道路管理者、または土地や樹木の権利者によって管理されています。

イチョウの木になっている銀杏も、道路に落ちたからといって必ずしも誰のものでもなくなるわけではありません。

ただし、所有権の問題と、落ちている銀杏を拾ってよいかどうかは、必ずしも同じ話ではありません。

道路管理者が落下した銀杏の持ち帰りを認めている場合もあるため、「街路樹の銀杏は絶対に拾ってはいけない」というわけでもないんですね。

落ちた銀杏の持ち帰りを認めている自治体もある!

実際に、街路樹から落ちた銀杏を拾って持ち帰ることを認めている自治体もあります。

例えば、横浜市や名古屋市では、道路に落ちた銀杏の持ち帰りについて認める案内がされています。

ただし、落ちている銀杏を拾うことと、木を揺らしたり枝を叩いたりして銀杏を落とすことは別です。

落下した銀杏の採取が認められている場所でも、木を傷つけたり、通行の妨げになったりする行為は避けなければなりません。

また、ある自治体が認めているからといって、全国どこの街路樹でも同じように拾えるわけではありません。

銀杏拾いの扱いは、自治体や道路管理者によって異なるということですね!

掃除を兼ねて少量拾うなら大丈夫?

銀杏が大量に落ちると、独特の臭いや歩道の汚れ、踏みつぶされた実による滑りやすさなどが問題になることもあります。

そのため、落ちた銀杏を掃除し、少量を個人的に持ち帰る行為について、管理者が特に問題にしない場合もあります。

ただし、ここで注意したいのが「正式に採取が認められていること」と「個人の清掃行為として問題にされないこと」は違うという点です。

自治体によっては、落ちた銀杏の持ち帰りを明確に認めている場合もありますが、正式な採取許可は出さず、個人での清掃については特に問題にしないという対応も考えられます。

反対に、採取そのものを認めていない場所もあります。

「掃除をしているから必ず大丈夫」「自分で食べるだけなら自由に拾える」とは限らないんですね。

なお、管理者に問い合わせても、採取の可否を確認するまでに時間がかかったり、個別の許可を出す制度がなかったりする場合もあります。

そのため、拾ってよいか分からない場所では、事前に道路管理者などへ確認するのが安心です。

拾った銀杏をネットや闇市で販売するのは?

個人で楽しむ銀杏拾いとは別に、注意したいのが販売目的での採取です。

例えば、街路樹の銀杏を大量に集め、ネット上の個人売買や、いわゆる闇市のような場所で販売するケース。

管理者の承諾なく採取した銀杏であれば、所有権などの問題が生じる可能性があります。

また、落ちた銀杏の持ち帰りを認めている自治体でも、その対象が個人利用に限られていたり、営利目的の採取を認めていなかったりする場合があります。

つまり、「拾ってもよい」と案内されているからといって、「大量に拾って販売してもよい」とは限らないわけです。

もちろん、正当な権利や必要な承諾を得て採取した銀杏を販売することまで、一律に禁止されているわけではありません。

ただし、食品として販売する場合には、衛生管理や食品表示などについても確認が必要になります。

秋の味覚だからといって、勝手に集めて商売にしてよいわけではないんですね( ゚Д゚)

銀杏拾いで気をつけたいこと

銀杏を拾う際は、管理者の方針だけでなく、安全面にも注意が必要です。

  • 拾ってよい場所かどうか、自治体や道路管理者の方針を確認する
  • 車道に出たり、歩行者や車の通行を妨げたりしない
  • 木を揺らしたり枝を叩いたりして、銀杏を無理に落とさない
  • 果肉には素手で触れず、皮膚炎を防ぐ
  • 車の排気ガスや動物の排泄物などによる汚染にも注意する
  • 個人利用が認められている場所でも、大量採取や販売を勝手に行わない

銀杏拾いは秋ならではの楽しみですが、街路樹の銀杏を持ち帰れるかどうかは場所によって異なります。

正式に認められている場所もあれば、個人の清掃行為として問題にされない場合や、採取が認められていない場所もあります。

大切なのは、その場所の管理者の方針を尊重し、周囲に迷惑をかけないことですね。

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