2026年10月29日、金沢市粟崎町にある粟崎やすらぎの林へ行ってきました~(*’▽’)
ここは海岸沿いにある防風林地帯で、マツやハリエンジュ(ニセアカシア)などの樹木が多く植えられている公園です。


敷地内にはゴルフ広場も含まれますが、今回は散策路のみ見てきました(*’▽’)
粟崎やすらぎの林の駐車場と園内の様子

駐車場もしっかりと専用のものがあり、近くには遊具のある広場とトイレもあります。

粟崎やすらぎの林の散策路を歩いてみた!


散策路の様子です。
周囲の樹木にはツル性植物が広がっていましたが、散策路自体は手入れがされているのか、足元は歩きやすかったです(*’▽’)
マツ並木を観察!茶色く枯れた木も目立つ

ここの主役であろうマツ並木。
それほど大きな木ばかりではありませんが、かなりの数が植わっています。

ただ、一部というか、何本も茶色く枯れているマツが目立ちました。
周囲には緑色のマツも多いだけに、枯れた木が余計に目につきますねぇ・・。
マツが枯れる原因にはマツ材線虫病(いわゆる松くい虫被害)などがありますが、これは何が原因なんでしょう(; ・`д・´)
ハリエンジュ(ニセアカシア)の莢とシジュウカラを観察

入り口周辺に多く植わっていたハリエンジュ(ニセアカシア)には、茶色い莢がたくさん付いていました(*’▽’)

ハリエンジュはマメ科の樹木なので、こうして豆のような莢を付けるんですね。

ちなみに、このハリエンジュの莢をうまく開いいるシジュウカラの姿もあちこちで見られました!
莢の中に入った虫でも探してるのかな?
小さなくちばしで器用につついている様子が面白かったです(*’▽’)
クズの莢とハリエンジュの莢を比較

こちらはクズ(葛)の莢。
クズもマメ科なので、ハリエンジュに似た莢を付けています。
ただ、ハリエンジュの莢と比べると細長く、表面には毛がびっしり!
同じマメ科でも結構違いますね( ゚Д゚)
アオツヅラフジの青い実が大量!ノブドウとの違いも観察

今の時期、特に目立っていたのがこれ。
アオツヅラフジの青い実です!
もうあちこちに実をぶら下げています( ゚Д゚)

ノブドウもありましたが、ここでは圧倒的にアオツヅラフジの方が多かった印象です。
どちらも青っぽい実を付ける植物なので、遠くから見ると似ていることもあります。
実の付き方でも一応見分けはつきますが、それ以上に葉の形が全然違うので、田中としてはこっちで見分ける方が分かりやすいかも(*’▽’)
アオツヅラフジとノブドウの葉の違い

こちらの丸っこい葉がアオツヅラフジ。

そして、戦闘機のような形に切れ込みが入った葉がノブドウです。
全然違うでしょ(/・ω・)/
まあ、ノブドウなんかは葉の形が結構自由なので、これだけで絶対に見分けられるわけではないんだけどw
アオツヅラフジにも葉の形の変化があるので、実やつるなども合わせて確認するのが確実ですね。
注意:アオツヅラフジの実は食用ではありません。青くてブドウのように見えても、口にしないようにしましょう。
秋のノイバラの実も赤く色づき始めていた

赤くなりつつあるノイバラの実。
これも今の時期、目につくようになってきましたね。
粟崎やすらぎの林でも、ちょこちょこと見つけることができました(*’▽’)
センニンソウの綿毛はまるで仙人のヒゲ!


センニンソウは、名前の通り仙人のヒゲのような白い毛を伸ばしています(*’▽’)
以前、大野やすらぎの林でも花が咲いているのを見かけましたが、ここでも発見できました!
見た目が面白い植物ですよねぇ。
ただし、センニンソウはキンポウゲ科の植物で、茎や葉の汁などが皮膚に付くとかぶれることがあります。
観察するときはむやみに触らないよう注意!
ウラギンシジミやヒロヘリアオイラガなど、秋の昆虫も観察!
虫も少しだけ見つけたので紹介していきます~(*’▽’)

珍しく翅を開いた状態で休んでいるウラギンシジミ。
いつもの翅を閉じた白銀色もいいけど、こっちも美しい( *´艸`)
茶褐色の翅に白い模様が入っていて、翅の裏側とはまた違った美しさがありますね~。

続いて、つぶらな瞳でこちらを見てくるヒロヘリアオイラガの幼虫。
可愛いけど、珍しく見た目通り触ると刺されるタイプのイモムシです( ゚Д゚)
体に生えたトゲには毒があり、触れると強い痛みを感じることがあるので要注意!

クズの茎に隠れていたチュウゴクアミガサハゴロモ。
カメムシやらハゴロモの仲間は、やたらとクズについてますよね。
虫がいないときはクズを調べれば、これらの昆虫が必ずといっていいほど簡単に見つかるw

このクサギカメムシも、すぐ近くのクズの葉の表面についていました。
クズの葉があるうちはここに生息しているとして、冬になってクズの葉が枯れてなくなったら、このカメムシたちは一体どこに行くのか・・(; ・`д・´)
ちなみに、クサギカメムシは成虫で冬を越す昆虫で、寒くなると樹皮の隙間や建物の隙間などに入り込んで越冬します。家の中に侵入してくることもあるので、あまり歓迎されない虫ですねw

まるでトラ柄のハエのような見た目のキゴシハナアブ。
少しだけ残ったアベリアの花の近くに、複数匹集まっていました。
見た目はハエですが、立派なハナアブの仲間。成虫は花粉や花の蜜を食べるので、花の近くで見かけることが多い昆虫です(*’▽’)

最後に、木材の上でにらみ合いをするハエとアキアカネ。
この丸々と太ったクロバエの仲間らしきハエは、狙われているんでしょうか( ゚Д゚)
トンボたちにとってハエはご飯の一つですからね。実際に狙っていたのかは分かりませんが、なんだか緊張感のある一枚になりましたw
写真はまだまだあるんですが、長すぎるのでここら辺にしておきましょう。
結構色々と見つかりました(*’▽’)
個人的には、シジュウカラが器用にくちばしと足を使ってハリエンジュの莢を開いている様子が見られたのは嬉しかったですね~。
この後は、すぐ近くの大浜ふれあい広場で海浜植物も観察してきたので、そちらは別記事にて紹介します(*’▽’)
おまけ:海岸の防風林にはなぜマツが多いの?ハリエンジュも植えられる理由とは?
今回訪れた粟崎やすらぎの林には、たくさんのマツやハリエンジュが植わっていました。
そういえば、海岸沿いの林ってマツが多いですよね。
なぜわざわざマツを植えるのか、少し気になったので調べてみました(*’▽’)
海岸の厳しい環境でも育ちやすいクロマツ
海岸沿いの防風林によく使われるのが、クロマツです。
海岸は強い潮風が吹き、地面は水分や栄養分の少ない砂地になっていることも多いため、植物にとってはなかなか厳しい環境です。
しかし、クロマツは塩分や乾燥に比較的強く、栄養分の少ない砂地でも育つことができます。
さらに常緑樹なので、冬になっても葉が落ちず、一年を通して風を弱める役割を果たしてくれるんですね。
海岸の林は、強風だけでなく、砂が内陸へ飛んでいくのを抑えたり、潮風による被害を軽減したりする役割もあります。
つまり、ただ景観を良くするために植えられているわけではないんです( ゚Д゚)
ハリエンジュも砂防林や緑化に利用されてきた
では、今回たくさん見かけたハリエンジュ(ニセアカシア)はどうなのでしょうか?
実はハリエンジュも、昔から砂防林や荒れ地の緑化などに利用されてきた樹木です。
乾燥に比較的強く、成長が早いことに加えて、マメ科の植物なので、根に共生する根粒菌の働きによって空気中の窒素を利用できるという特徴があります。
栄養分の少ない土地でも育ちやすいため、緑化用の樹木として重宝されてきたわけですね(*’▽’)
ただし、ハリエンジュは北アメリカ原産の外来植物です。
繁殖力が強く、根から新しい芽を出して広がるため、場所によっては在来植物を圧迫したり、土壌環境を変化させたりする問題もあります。
そのため、現在ではどこにでも積極的に植えればよいという樹木ではありません。
今回の粟崎やすらぎの林でも、ハリエンジュがどのような経緯で植えられたのかまでは分かりませんが、海岸林の緑化に利用されてきた歴史があるんですね。
こんな記事も上げてるよ~
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