金沢の犀川中流にある大桑(おんま)貝殻橋へ、貝化石探しに行ってきました!
ここには「大桑層」と呼ばれる地層がむき出しになっていて、約170万年前~80万年前ごろの化石が見つかることで知られている場所です。
約100万年前の海の生き物が、そのへんに普通に残ってる……?
面白そうだったから田中も遊びに来ました(≧▽≦)
場所:石川県金沢市・犀川中流
周辺:大桑(おんま)貝殻橋
目的:大桑層の貝化石探し
時代:約170万年前~80万年前ごろ
場所は住宅街のすぐそば。
坂道を下っていくと犀川へ出ます。
Googleマップ通りに進めば普通に着きましたよ(‘◇’)ゞ
大桑貝殻橋から犀川を見てみる
まずは貝殻橋からの景色。
街中から少し下っただけなのに、急に岩場の広がる川になります。
この日は鮎釣りをしている人もいました。
人を写したくなかったので奥側までは撮ってませんw
反対側もこんな感じ。
川の両側に、かなり広い岩盤が露出しています。
そもそも大桑層って何?
せっかくなので、大桑層について少しだけ調べてみました。
大桑層は金沢市大桑町周辺の犀川沿いなどで見られる地層で、およそ170万年前~80万年前の前期更新世に、浅い海の底で堆積したと考えられています。
金沢市によると、大桑貝殻橋付近の砂岩層からは約250種もの貝化石が確認されているそうです。
つまり……
田中が今歩いているこの場所、だいたい100万年前には海の底だったわけです( ゚Д゚)
そう考えてから足元を見ると、ただの岩場が急に面白くなってくるw
実際に歩いてみると、岩や地面のあちこちから貝殻らしきものが顔を出しています。
岩場の水たまりが意外と面白い!
今回、田中が個人的におすすめしたいのがここ。
川の本流ではなく、岩盤のくぼみに水が溜まっている場所です。
「化石探しなのに水たまり?」
って思うかもしれないけど……
これを見よ!( `ー´)ノ
水の中で何か白いものがキラキラしていたので拾ってみました。
すごくない?w
古い化石とは思えないくらい白い部分が残っていて、表面には真珠みたいな光沢まで見えます。
さらに中には砂が固まった岩のようなものが詰まっていました。
約100万年前の海にいた貝の痕跡を、自分の手で持って見られるって考えると結構テンション上がる(*’ω’*)
水量が多いときなどに移動したものが、こうした岩のくぼみに引っかかっているのかもしれませんね。
これも水中で見つけました。
本流の方にもたくさん落ちていそうですが、流れのある川へ入って探すのは危ないですからね。
こういう水たまりでも、しっかり見てみると宝物が落ちてるってことです(*’▽’)
地面からむき出しになった化石もたくさん
もちろん、水の中だけじゃありません。
普通に地面を見ながら歩いているだけでも、化石らしいものが次々と見つかります。
こちらは細長い筒のような形。
ツノガイの仲間と思われる化石です。
こっちはホタテガイの仲間っぽい形。
田中は化石の専門家じゃないので、細かい種類までは分かりませんw
でも「これは明らかに貝だな!」くらいなら素人でも結構見つけられます。
岩そのものが貝化石だらけの場所も
場所によってはこんな感じ。
岩盤の表面に白い貝殻の破片が大量に見えています。
一個の化石を探すというより……
地面そのものが化石入りじゃん( ゚Д゚)
という場所もありましたw
貝以外にも木片のようなものを発見
大桑層で目立つのは貝化石ですが、貝以外にも田中が見て分かりやすかったものがあります。
黒っぽい木片のようなものが地面から出ています。
石の中にも黒いものが入っていました。
これが何の植物なのか、そもそも田中の見立て通り木なのかまでは分かりません。
ただ、詳しい人が見たら、田中が「なんだこれ?」で通り過ぎたものの中にも面白いものがあるのかもしれませんね(*’▽’)
知識を増やしてからもう一回来たら、見えるものがかなり変わりそうです。
化石探しは楽しいけど岩盤を壊すのはやめよう
実際に歩いてみると、化石は思っていた以上に簡単に見つかりました。
だからこそ……
化石が欲しいからって露出している岩盤をガンガン砕くのはやめましょう(; ・`д・´)
ここは化石が見つかる場所であると同時に、大昔の環境を残している地層そのものです。
田中みたいに、自然に表面へ出ているものや、水の溜まった場所に移動してきたものを探すだけでも十分楽しめました。
そして、ここはあくまで犀川。
この日は穏やかに見えましたが、川は増水することもありますし、濡れた岩はかなり滑りやすいです。
川の流れには不用意に近づかない
濡れた岩や急な場所では無理をしない
子どもだけでは行かず大人と一緒に行動する
露頭や岩盤をむやみに壊さない
採取に関する現地の案内やルールがある場合は必ず従う
夏休みの自由研究なんかにも面白そうですが、とにかく安全第一ですね(‘◇’)ゞ
約100万年前の海の底を歩いてきました
今回一番面白かったのは、珍しい化石を見つけること以上に、
「今歩いている場所が、昔は海の底だった」
ということでした。
住宅街のすぐそばにある坂道を下りて、犀川へ出る。
そこで足元を見ると、岩の中に昔の貝殻が残っている。
水たまりを覗けば、白く光る貝の化石まで見つかる。
100万年なんて数字だけ聞いても全然想像できないけど、こうやって実物を自分の手で見つけると、ほんの少しだけ実感できます。
田中はツノガイとかホタテっぽいものくらいしか見分けられなかったけど、それでも十分楽しかったw
次に来るまでに、もうちょっと化石の勉強しておこうかな(*’▽’)
おまけ:100万年前の貝なのに、なんで白いまま?
今回見つけた貝化石を見ていて、田中が一番不思議だったことがあります。
約100万年前の化石なのに、なんでこんなに普通の貝みたいに白いんだ?( ゚Д゚)
「化石」と聞くと、生き物の体が全部石に置き換わって、黒や茶色の石みたいになっているイメージがありますよね。
でも、化石の残り方はそれだけではありません。
貝殻はもともと、主に炭酸カルシウムという鉱物質からできています。
そのため、埋まったあとの環境によっては殻そのものが長いあいだ残り、見た目にも「貝殻らしい」状態で化石になることがあります。
逆に、殻が地下水などによって溶けてしまい、その形だけが岩に残る場合や、別の鉱物に置き換わる場合もあります。
つまり、
「化石=全部石になっている」というわけではないんですね(*’▽’)
さらに今回見つけた貝には、内側に虹色っぽく光る部分まで残っていました。
貝殻のこうした光沢は、炭酸カルシウムの結晶などが細かな層を作って並ぶことで生まれます。
真珠層を持つ貝では、主に「あられ石(アラゴナイト)」という炭酸カルシウムの結晶が規則的に積み重なり、光が干渉することで独特の光沢が見えます。
もちろん写真だけで、この個体の白い部分や光沢がどの程度もとの殻構造を保っているのかまでは田中には判断できません。
それでも……
100万年近く前の生き物なのに、手に取った瞬間に「あ、貝だ」と分かる姿が残ってるのってすごくない?w
時間の長さを考えると、化石って石そのものより「ここまで残ったこと」の方が不思議に思えてきました(*’ω’*)
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