内灘海岸で生き物観察!スナガニやキンセンガニを探してきました

石川県内灘海岸の早朝の砂浜と内灘砂丘 生き物・植物観察

内灘海岸へ生き物観察に行ってきました~(*’▽’)

7月上旬、朝4時過ぎに出発です。

7月上旬朝4時過ぎの空の明るさと月

才田大橋を通って河北潟沿いに海岸へ向かう予定でしたが、2年前の能登半島地震の影響で通行止めになっていました(+_+)

なので大回りして河北の干拓地を通ることに。

海岸へ向かう道中でも生き物を発見

一面の田んぼの間を通り、湖北大橋へ向かいます。

津幡、河北周辺の一面に田んぼが広がる様子

かなり大きく迂回しましたが、そのおかげでたくさんの鳥を見ることができました。

あちこちにカラスやトビが飛び回っています。

河北の干拓地で見つけた電柱の上に乗るトビ

撮るのが下手すぎて、ろくな写真がありませんがw

キジも1羽だけ見つけましたが、スマホでは厳しかったです(._.)

河北の干拓地で見つけた畑の中で餌を探すキジ

湖北大橋を渡ると、干拓地には加賀れんこんの畑が広がっていました。

河北の干拓地に広がる加賀れんこん畑

時間が早いのもあり、加賀れんこんの白い花はまだ咲いていません。

ここを通り抜け、まっすぐ海岸へ向かいます。

潮風を防ぐ丘が見えてきたら、もうすぐです。

内灘海岸手前に広がる内灘砂丘。多くの植物が茂っている

ちなみにこの丘は「内灘砂丘」です。
砂浜だけでなく、医科大学や住宅地などもこの砂丘の上に広がっていて、知らないうちに砂丘の上を走っていたことになります( ゚Д゚)

この砂丘を越え、内灘スイカ畑の間を通り、防風林を抜けると……

石川県内灘町の砂丘畑一面に実る内灘すいか。砂地の畑に大きなスイカがゴロゴロと育っている様子。
海へと続く、青々とした木々や笹に囲まれた砂丘林の未舗装路。
防砂林と木製の静砂垣に挟まれた砂道を抜けて、視界の先に日本海が広がる内灘海岸の風景。

ようやく目的地へ到着しました。

普段は医科大下の放水路周辺へ行くので、この場所は初ポイントです。

テトラポットが並ぶ穏やかな日本海と、小さな船が置かれた内灘海岸の景色。

砂浜で生き物探し

とりあえず砂浜に何か落ちていないか探しながら、奥のテトラ帯まで歩いてみます。

早朝の内灘海岸の砂浜

まず目に入ったのは、砂浜に無数に開いた穴です。

濡れた砂浜にぽつぽつと複数開いている、スナガニの小さな丸い巣穴。
スナガニの丸い巣穴と、そのすぐ横に積み上げられたたくさんの砂団子のアップ。

砂浜に穴を開ける生き物はいくつかいますが、この穴は周りに砂団子があるので犯人が分かりやすいですね。

犯人は……

砂浜の砂粒と完全に同化するような保護色(擬態)をした、小さなスナガニの姿。

砂と同じ色をしたスナガニです。この個体は2cmくらい。

保護色で見つけにくいうえ、世界でもトップクラスに足が速いカニなので、すぐに見失ってしまいました( ゚Д゚)

カニといえば、キンセンガニの残骸もあちこちに落ちています。

砂浜に落ちている、赤い斑点模様が特徴的なキンセンガニの甲羅の残骸。

後で釣りをしている時、波打ち際に違和感を感じたので砂へ手を突っ込んでみると……

このキンセンガニがうじゃうじゃいました。

手のひらの上で体を丸めて硬直している、生きているキンセンガニの裏側のアップ。

1回手を入れただけで3匹まとめてゲットですw

手に持つと逃げるわけでもなく、丸くなって動かなくなります。

かなり硬く、トゲも痛いので天敵は少ないのかもしれません。

波が来るたびに姿を見せたり砂へ潜ったりを繰り返していました。

砂浜で見つけた生き物は意外と少なく、あとはフジノハナガイくらいでした。

波打ち際の砂をひと掴みしただけでたくさん採れた、カラフルで光沢のある小さなフジノハナガイ。

これもかなり多く、一度砂を握るだけでこれくらい採れますw

波が引いた場所をよく見ると、砂へ潜っていく姿も観察できました。

食べられる貝なので、今度挑戦してみます( `ー´)ノ

落ちている貝殻は思っていたより少なめでした。

波に打ち上げられているたくさんのフノハナガイの貝殻
砂浜に打ち上げられた、ツメタガイに丸い穴を開けられて食べられたアサリの貝殻。
砂浜に落ちていたバイガイの貝殻の破片

誰か、収集している人がいるのかもしれませんね(*’▽’)

テトラ帯を観察

テトラ帯へ到着です。

ネットやロープが置かれた、フナムシの生息地である海沿いの消波ブロック地帯。

こういう場所には小さな生き物が潜んでいます。

透き通った海水から底の岩場や消波ブロックが見えている、内灘海岸の足元の水際。
消波ブロックの丸い凹みに海水が溜まってできた、小さな潮だまり。
穏やかな海に突き出た、フナムシ捕りや釣りのポイントとなる消波ブロック地帯。

大好きなフナムシもたくさんいました。

コンクリートの壁面に無数に群がっている、釣りエサ用に捕まえるフナムシたち。

さっそく捕まえます。

虫取り網で捕まえた、釣りエサ用の数匹のフナムシ。
透明なビニール袋にたくさん集められたフナムシと、一緒に捕獲された2匹の小さなイソガニ。

イソガニも見つかり、これだけいれば十分遊べそうです(*’▽’)

釣りもしてみました

フナムシをキス針6号へ付けて投げてみます。

釣り針にエサとしてセットされた、指で持っているフナムシのアップ。

すると即フグ。

現地調達したフナムシをエサにして釣り上げられた、針が口にかかったクサフグ。

そしてピンギス。

現地で捕まえたフナムシをエサにして釣り上げられた、美しいシロギス。

結局この2種類だけでした。

アタリは少ないのに餌だけすぐ無くなるので、おそらくキンセンガニが持っていっていたんでしょうね。

餌も無くなったので撤収し、この後は河北潟の観察へ向かいます。

その様子は次の記事で紹介します(*’▽’)

海辺の植物も観察

最後に海岸付近で見つけた植物たちです。

内灘海岸の砂地に力強く群生している、丸い葉が特徴的な海浜植物のハマゴウ。

駐車スペースにはハマゴウがたくさん生えていました。

お茶にも利用できるそうです。

内灘海岸で見つけた謎の植物

こちらは小さな実がたくさん付いていましたが、名前は分かりませんでした。

砂浜に咲く淡いピンク色のハマヒルガオと、その下に小さく咲く黄色いコマツヨイグサ。

アサガオかと思ったら、ハマヒルガオでした( ゚Д゚)

石川県内灘海岸の砂浜に自生する、茶色くトゲトゲとした大きな穂をつけたコウボウムギ。

こちらはコウボウムギ。

名前に「ムギ」と付いていますが麦の仲間ではありません。

弘法大師(空海)が地下茎を筆として使ったことから、この名前になったそうです。

今度筆を作って試してみます( `ー´)ノ

そして個人的に一番面白かったのがこのキノコ。

砂浜の流木のそばにひょっこりと生えている、小さな茶色い野生のキノコ。

乾燥した砂地にもキノコが生えるんですね。

しかも生えながら、すでに乾燥してシワシワですw

防風林を見ると地下は意外と湿っているので、そのおかげなのかもしれません。

砂道の脇に広がる、木製の静砂垣(防砂垣)と青々としたクロマツの防砂林。

潮風を防ぐクロマツ。

砂浜前の砂道の脇にびっしりと生い茂る、防砂林の足元を支えるササ(笹)の群生。

鉄壁のように広がるクマザサ。

他にも広葉樹では、ハリエンジュやイタチハギらしき木が多く見られました。(見分けがつかないw)

海辺には潮風をものともしない植物がたくさん生えていて、とても面白かったです(*’▽’)

次回はこのあと移動した河北潟周辺を紹介します!

おまけ:内灘海岸では他にどんな生き物が見られる?

今回はスナガニやキンセンガニ、フナムシ、イソガニなどを観察できましたが、内灘海岸では季節によってさらに多くの生き物を見ることができます。

  • シロチドリ、コチドリ、イソヒヨドリ、ミサゴなどの野鳥
  • メゴチ、マゴチ、ヒラメの幼魚、サバなど海岸近くに集まる魚
  • カワラハンミョウ(砂浜をすばやく走る、内灘砂丘の代表的な昆虫)
  • ハマボウフウ、ハマエンドウ、ケカモノハシなどの海浜植物

季節や潮の満ち引き、歩く場所が変わるだけでも見られる生き物は大きく変わります。

実は今回、早朝ならアカウミガメの産卵跡が残っているかもしれないと少し期待していました。

ただ、この場所は釣り人も普通によく訪れるポイントなので、最初から痕跡が残っている可能性は低かったのかもしれませんね(._.)

今回は見つかりませんでしたが、いつか本物の足跡や産卵跡を見つけられたら、その時はぜひ記事にしてみたいと思います(*’▽’)

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