2026年9月12日、金沢市大野町の金沢港近くにある大野お台場公園へ自然観察に行ってきました~(*’▽’)
ここは目の前の護岸で釣りをする人も多く、近所の人の散歩コースとしても利用されている公園みたいです。
田中が行った日も家族で遊具で遊んでいる人や、友達と複数人で来ている人が結構いました。
外国の方も家族で見かけたので、金沢港周辺の観光ついでに立ち寄る人もいるのかもしれませんね(*’▽’)
そして田中的に嬉しかったのが植物も多く、虫やカニまでかなり色々な生き物を観察できたこと。
海沿いの公園だからこそ見られるクロベンケイガニから、マユミに大量にいたキベラヘリカメムシ、エノキの樹洞水まで見ていきます~( *´艸`)
金沢港近くの大野お台場公園を散策
こちらが大野お台場公園。
園内には芝生や遊具、池、水路などがあり、かなり広めの公園です。
目の前には金沢港の護岸があり、釣りをしている人も多く見かけます。
公園で遊ぶ人だけでなく、釣りの休憩場所としても使いやすそうですね(*´з`)
入口横には駐車場があり、かなりの台数を停めることができます。
道路沿いにはトイレもあるので、護岸で釣りをしている人にもありがたいですね(*’▽’)
大野お台場公園の池には大きな船
この公園の象徴といえば、やっぱり池にあるこの大きな船。
金沢港のすぐ近くという場所にもよく似合っています(*’▽’)
噴水のように水が噴き出している場所もあって涼しげですね~。
ちなみにこの池、海水なのか真水なのか気になったので水辺を見てみました。
壁際にはフナムシがいて、水中にはハゼなのかゴリの仲間なのか、小さな底魚っぽいものがたくさん泳いでいました。
今回見つけることはできませんでしたが、以前この公園について調べた時には、10年以上前の記事でビオトープにサワガニやメダカが定着しているという情報も見かけました。
そのビオトープってこの池のことなんでしょうか_(:3 」∠)_
ただ、サワガニがこの環境にいるとはあんまり思えないんですよねw
どこか別にビオトープがあるのかもしれません。
ちなみにビオトープというのは人工的に作った池だけを意味する言葉ではなく、生き物が生息する環境そのものを指して使われる言葉です。
園内の水路でクロベンケイガニを発見
園内にはこんな水路もあります。
サワガニはいませんでしたが、代わりに見つけたのが……。
クロベンケイガニ!
河口や海に近い場所でも見られるカニで、金沢港のすぐ近くというこの公園らしい生き物ですね(*’ω’*)
人工的に整備された公園の水路にも、ちゃんとカニが入り込んで生活しているのが面白い。
園内はこんな感じで、芝生の周囲にマツやエノキなど色々な木が植えられています。
ここからはいつも通り、田中が気になった植物や虫を探していきます~(*’▽’)
9月でもムクゲの花が咲いていました
入口周辺を中心に、色々な場所に植えられていたムクゲ。
一重咲きから八重咲きまであり、色も白やピンクなど様々。
9月に入っていますがまだ綺麗な花を見ることができました(*’▽’)
ハマナスの花にはシリブトミドリバエ
花といえばハマナスのピンク色の花も綺麗でした。
もうシーズン終盤なので花は数輪しか残っていませんでしたが、その一つに小さな虫が来ています。
シリブトミドリバエです。
ハエというと不潔なイメージを持たれがちですが、この仲間は花を訪れて蜜や花粉を利用します。
その際に花粉を運ぶこともある小さな花粉媒介者です。
羽に隠れて見えにくいおしり側は綺麗なメタリックグリーン。
小さいけどかわいいよ(*´ω`*)
ハマナスは赤い実の季節
花が終わったものには実がたくさん。
早いものはかなり熟してしぼんだり黒っぽくなったりしていて、トマトのような真っ赤で美味しそうな実は少なくなっていました。
ちなみにハマナスの実は食用に利用されることもありますが、中には種が多く細かな毛もあるので、そのままではかなり食べづらいです( ゚Д゚)
もちろん公園に生えているものを勝手に採取するのはやめましょう( `ー´)ノ
イヌマキにはスズメバチが飛び回る
次はイヌマキの葉に引っかかり、もがいていたスズメバチ。
この周辺ではスズメバチやアシナガバチが何匹も飛び回っていました((+_+))
イヌマキには実もできていますが、この日はまだ食べられるような熟した状態ではありません。
これから実が熟して甘くなってきたら、さらにハチが集まってくるんでしょうか。
今の状態でこれならピークになったらどれだけ来るんだw
イヌマキは熟すと赤紫色になる肉質の花托部分が食用にされることがありますが、青緑色の種子部分には有毒成分が含まれます。見た目は一続きの実のように見えるので、知らない植物の実を安易に食べないようにしましょう。
ノブドウの小さな花にも虫が集まる
雑草として生えていたノブドウも発見。
花自体はかなり小さくて地味なんですが、虫からは人気があるようです。
スズメバチが何匹も来ていました。
ほかにもクロバネツリアブらしきホバリングするアブの仲間まで飛んでいて、小さな花の周りだけ妙ににぎやか(*’▽’)
さらに葉を見ているとミドリグンバイウンカを発見!
小さいうえに緑色で葉に溶け込んでるのによく見つけたわw
透明感のある翅も綺麗です(*´з`)
イヌホオズキの花と実
こちらも雑草として生えていたイヌホオズキ。
白い小さな花と丸い実がついていて、クロオオアリも歩いていました。
イヌホオズキの仲間はナス科の植物ですが、実を含めて有毒成分を含むため食用にはできません。
ナスや小さなトマトみたいに見えても当然食べちゃダメですよ( `ー´)ノ
マユミの実も秋らしくなってきました
園内ではマユミの実も赤くなり始めていました。
まだ一部だけでしたが、こういう色の変化を見ると秋っぽくなってきたな~と感じます(*’▽’)
そしてこのマユミをよく見てみると……。
キベラヘリカメムシの幼虫が大量にいました
キベラヘリカメムシの幼虫が大量にいましたw
今回見つけたものは全部幼虫で、この公園では成虫を見かけませんでした。
キベラヘリカメムシはマユミなどニシキギ科の植物を利用するカメムシ。
田中もこれまでマユミでしか見た記憶がありません( ゚Д゚)
幼虫は透明感のある緑色の胴体がかなり派手。
特に生まれて間もないような小さな個体は、明るい色をしていてかわいらしいですよね(*’▽’)
成虫になると翅で胴体が隠れて黒っぽいマットな姿になりますが、あれはあれでかっこいいんです。
大野お台場公園にはエノキの大木も
園内にはエノキの大木もたくさん植えられていました。
どれも枝や幹の伸び方が違っていて、それぞれ形が面白いです。
そのうち一本では、幹の途中にできたくぼみに落ち葉などが溜まり、そこからツユクサまで生えていましたw
木の上に小さな植木鉢ができてるみたい( *´艸`)
さらにこのエノキには水が溜まっている場所もありました。
いわゆる樹洞水ですね。
中をじーっと見てみるとボウフラが動いていて、それ以外にも白いカイミジンコみたいな小さな生き物が泳いでいましたw
種類までは分かりませんでしたが、落ち葉が溜まって水が入り、その中で微生物や小さな生き物が暮らす。
木の途中にあるほんの小さな水たまりなのに、ここだけで一つの環境ができているの面白いですね( *´艸`)
エノキやマツの周辺にはキノコも
エノキやマツがたくさん植えられているエリアでは、キノコも色々見つけました。
見た目が全然違うものが何種類も出ていました。
特定が難しい(面倒くさい)ので誰か教えてください_(:3 」∠)_
キノコは時期や雨の降り方でも出てくるものが変わるので、同じ公園でも別の日に来ればまた違うものが見つかりそうですね。
その他に見つけた虫や植物
ヨモギにはピンク色の虫こぶ。
緑色の葉の中に突然ピンクが混ざっていて可愛い(*´з`)
エノキの葉にはハラビロカマキリが隠れていました。
体が葉っぱと同じ緑色なので、動かないとかなり見つけづらいw
何の葉についていたか忘れてしまいましたが、こちらはハチの仲間のルリチュウレンジ。
深いブルーの体色がかっこいい(*´ω`*)
9月の大野お台場公園は自然観察にも面白い
かなり色々見つかりましたw
目の前で釣りができて、家族で遊んだり散歩したりする普通の公園なんですが、田中的には水辺・海沿い・芝生・大木・花木と色々な環境がまとまっているのがかなり面白かったです。
特に木のくぼみに溜まった水まで覗いてみると小さな生き物がいたり、マユミを見ればキベラヘリカメムシが大量にいたりと、ちゃんと探せばまだまだ何か出てきそう( *´艸`)
金沢港で釣りをするついでに散策するのもいいですし、季節が変われば植物も虫もかなり入れ替わるはず。
田中も四季ごとに来てみても面白い公園かもしれませんね~(*’▽’)
おまけ:大野お台場公園の「お台場」って何?
ところで大野お台場公園の「お台場」って何?と気になったので調べてみました。
「お台場」と聞くと東京のお台場を思い浮かべますが、もともと台場とは海岸などに造られた砲台・海防施設のこと。
実は大野お台場公園も、江戸時代末期に海防のために造られた「お台場」の跡地を利用した公園なんだそうです( ゚Д゚)
つまり東京のお台場と直接関係があるわけではなく、どちらも海を守るために造られた「台場」が名前の由来なんですね。
Googleマップを見てみると、公園の端の方には砲台をイメージしたようなものもあるみたいです。
田中、普通に自然観察ばっかりしてて全然見てなかったw
実際にどんなものなのかは次に行った時に確認して、写真も撮って追記したいと思います(*’▽’)
ちなみに現在の大野お台場公園は、江戸時代の台場跡を利用しながら整備された約2ヘクタールの公園です。
そして園内を歩いている時に見かけた船の形をしたもの。
あれも調べてみると、北前船をイメージして造られたステージなんだそうです( ゚Д゚)
普通に「船があるな~」くらいで写真を撮ってましたw
まさかちゃんと意味のあるものだったとは_(:3 」∠)_
大野は古くから港町として栄えてきた場所。
海防のために造られた「お台場」の跡地に、北前船をイメージしたステージまであると考えると、
この公園自体が大野と海の歴史を意識して造られているんですね。
釣りや自然観察をしているだけでも面白い場所ですが、こういう歴史を知ってから歩くとまた違った見方ができそうです(*’▽’)
公式サイトはこちら
大野お台場公園や金沢港周辺の情報については、公式サイトもご確認ください。
こんな記事も上げてるよ~
- 大野でハゼ釣り! – 青イソメでヒイラギだらけの中ハゼを釣ってきました
- 9月の金沢港みなと公園を自然観察! – キノコやサンゴジュハムシ、ルビーロウカイガラムシを発見
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