2026年9月12日、金沢市金石にある西の宮神社(西之宮神社)へ寄ってきました~(*’▽’)
境内はそれほど広くありませんが、鳥居の奥にはしっかりとした拝殿があり、町内の神社らしい落ち着いた雰囲気。
さらに調べてみると、ここは大野湊神社の境外末社で、漁師町だった金石とも深い関係を持つ神社でした。
金石の西の宮神社へ
こちらが西の宮神社。

石造りの鳥居があり、その奥に拝殿があります。
境内自体は小さめですが、綺麗に整えられていて、地域で大切にされている神社という印象(*’ω’*)
鳥居の扁額を近くで見ると「西の宮」と書かれています。

ちなみに道を挟んだ隣には、Googleマップで「西の宮会」と表示される建物もありました。
西の宮神社は大野湊神社の境外末社
西の宮神社について調べてみると、金沢市寺中町にある大野湊神社の境外末社のひとつでした。
大野湊神社の歴史はかなり古く、神亀4年(727年)、航海中だった佐那という人物が猿田彦大神の出現を感じ、海辺に祠を建てたことが始まりと伝えられています。
そして大野湊神社の祭神である天照大御神と猿田彦大神(佐那武大神)は、もともと宮腰、現在の金石周辺に鎮座していました。
建長4年(1252年)に社殿が火災に遭ったことで現在の寺中町へ遷座しましたが、金石の人々は元の場所へ神様に戻ってきてもらいたいと願いました。
そこから、年に一度神輿で旧社地付近へ戻る「里帰り」の祭りが行われるようになり、現在の大野湊神社夏季大祭、金石夏まつりへつながっているそうです。
西の宮神社もその大野湊神社とつながる神社で、夏季大祭では神輿が現在の大野湊神社へ戻る途中、西ノ宮社を御旅所として立ち寄ります。
ぱっと見は小さな町内の神社ですが、金石と大野湊神社の歴史を今に残す場所でもあるってことですね~(*’▽’)
西の宮神社の神様は事代主神
西の宮神社で祀られているのは事代主神(ことしろぬしのかみ)。
大野湊神社の公式サイトでも、西宮社の御祭神として事代主神が紹介されています。
この事代主神は「えびす様」として信仰される神様のひとつです。
えびす様というと商売繁盛のイメージが強いですが、釣り竿と鯛を持った姿でも知られ、もともと漁業や海に関わる人たちからも信仰されてきた神様です。
金沢市の観光公式サイトでも、西の宮神社について「漁師町の身近な祠」として地域住民に親しまれてきたと紹介されています。
現在の金石は住宅も多いですが、もともとは日本海に面した港町。
そんな場所に漁業とも関係の深いえびす様が祀られていると考えると、土地柄にもかなり合っていますね(*’ω’*)
昔の漁師たちにとっては、海へ出る仕事は今以上に危険と隣り合わせ。
大漁だけでなく、無事に海から帰ってくることも大切な願いだったはずです。
西の宮神社も、そうした漁師町で暮らす人たちに身近な神様として大切にされてきたのかもしれません。
小さな境内を散策
境内はかなりシンプル。
木はカイヅカイブキとエノキ。
拝殿の扉は閉まっていて、外から見た限りでは賽銭箱も見当たりませんでした。
鳥居の近くには狛犬。

目や口の周りには、魔除けにも使われる赤色の彩色が少し残っています。
アップで見るとなかなか凛々しい顔してる( *´艸`)
境内にはコゴメガヤツリ
ここからは境内で見つけた植物と虫を少しだけ。
境内でかなり目立っていた雑草がコゴメガヤツリ。

見た目通りカヤツリグサの仲間です。
この日歩いた9月の金沢では、空き地や道端などあちこちで見かけました(*´з`)
カヤツリグサは火花の散った線香花火に見えるので雑草の中でも印象に残りますw
エノキの葉にセグロアシナガバチ
エノキを見ていると、葉っぱの裏に大きなハチを発見。

セグロアシナガバチです。
面白いことに、1枚の葉っぱの表と裏に1匹ずついました。
最初はアブラムシの甘露でも舐めてるのかな?と思ったんですが、特に動く様子もなくじっとしていました_(:3 」∠)_
葉っぱを見るとかじられた跡もあります。
エノキにはチョウやガの幼虫など色々な虫が付くので、もしかして食痕を残した犯人でも探してたのかなw
実際に何をしていたのかまでは分かりませんが、ハチが2匹同じ葉の表裏にいたのは面白い光景でした(*’▽’)
田中が見つけたのはこれくらいですw
短いので参考リンク多めで許してw👇
西の宮神社の参考情報
西の宮神社については、金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」で大野湊神社の境外末社として紹介されています。
大野湊神社の御祭神や夏季大祭の由来については、大野湊神社公式サイトでも確認できます。
おまけ:狛犬に残っていた魔除けの朱色
今回の西の宮神社で気になったのが、狛犬の目や口元に少しだけ残っていた朱色。
かなり色が落ちていますが、昔は今よりはっきりと赤く塗られていたのかもしれません。
そもそも狛犬は、神社の入口などで邪気を祓い、神前を守る役割を持つ存在とされています。
そして日本では赤や朱色そのものにも魔除け・厄除けの力があると考えられてきました。
赤色が魔除けに使われてきた歴史は古く、古墳などでも赤い顔料が使われており、後の時代にも疫病除けとして赤いお札や縁起物が作られています。
今でも赤べこやダルマなど、赤色を使った縁起物はたくさんありますね(*’▽’)
神社でよく見る朱色もただ派手だから使われているわけではなく、古くから神聖さや魔除けと結びついてきた色というわけです。
そう考えると、魔を祓う狛犬に、さらに魔除けの朱色というなかなか強そうな組み合わせw
今回見つけた狛犬はほとんど色が消えていましたが、わずかに残った朱色から昔の姿を想像するのも面白いですね(*’ω’*)
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