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卯辰山三社を散策!豊国神社・卯辰神社・愛宕神社と9月の自然を見てきました【金沢市】

金沢市の卯辰山三社で青もみじに囲まれた鳥居 金沢の神社・お寺めぐり

9月2日、卯辰山三社へ行ってきました~(*’▽’)

卯辰山三社というのは、豊国神社・卯辰神社(卯辰山天満宮)・愛宕神社の3社をまとめた呼び方。
実際に卯辰山の同じ場所に3つの神社が並んでいます。

今回はすぐ近くにある卯辰山花菖蒲園を自然観察したついでに、花菖蒲園横の千杵坂から歩いて向かってみました。

卯辰山三社へ続く千杵坂入口の石鳥居

ちなみに卯辰山三社には、赤い豊国橋を渡って向かう新参道もあります。

豊国橋と鳥居が並ぶ景色だけでもかなり見ごたえがありそうですが、今回はそちらを通っていないのでまた別の機会に(*’ω’*)

花菖蒲園横の千杵坂から卯辰山三社へ

卯辰山三社へ向かう千杵坂付近に立つ古い石碑

田中が通ったのは、卯辰山花菖蒲園の横から続く千杵坂

入口には石鳥居があり、その周辺には古い石碑も残っています。

階段は苔が生えているところもありますが、比較的登りやすい感じ。
途中にいくつか脇へ延びる道もありますが、基本的には階段に沿って上へ進んでいけば大丈夫でした。

千杵坂を登ると梅林と金沢市街の景色

卯辰山の梅林から見下ろした金沢市街の景色

最初の階段を登り終えると梅林のエリアが出てきます。

ここからは金沢市街まで見渡すことができて、なかなかいい景色(*’▽’)

当然9月なので梅の花は咲いていませんが、初春には梅、その後はすぐ近くの花菖蒲園で花菖蒲やアジサイ、さらに秋が深まればモミジも色付いてくる。

季節を変えて何度も歩けそうな散策コースですね~。

ちなみに田中が訪れた9月2日は、まだ全体的に緑一色

ただし花菖蒲園では9月に入ったのに紫色のアジサイが残っていて、アオスジアゲハやカラスアゲハ、モンキアゲハなども飛び回っていました。


▶ 9月の卯辰山花菖蒲園を自然観察した記事はこちら

梅林周辺には屋根付きの休憩スペースもあるので、坂道で疲れたときや急に雨が降ってきたときにも使えそうです。

さらに長い階段を登って三社へ

卯辰山三社へ向かって森の中をまっすぐ延びる長い石段

梅林を抜けると、今度は三社へ向かってまっすぐ延びる階段

道は非常に分かりやすく、この階段をひたすら上へ。

周囲は完全に木々に囲まれていて、金沢の街中からそこまで離れていないとは思えないくらい森の中です。

青もみじに囲まれた卯辰山三社境内入口の鳥居

階段を登っていくと、青もみじに囲まれた鳥居が現れました。

光が差し込んでかなり綺麗(*´ω`*)

鳥居をくぐってすぐ左側には社務所があり、そのまま正面へ進むと三社が並ぶ境内に到着します。

正面にある卯辰神社(卯辰山天満宮)

卯辰山三社の中央に建つ卯辰神社の社殿

まず正面にあるのが卯辰神社
卯辰山天満宮とも呼ばれています。

木造の社殿が周囲の森に溶け込んでいて、かなり落ち着いた雰囲気。

卯辰神社の社殿に掲げられた天満宮の扁額

正面には大きく「天満宮」と書かれた扁額。

境内には外国人向けと思われる簡単な案内も置かれていて、ここまで観光客が来ることもあるみたいですね(*’ω’*)

右側には豊国神社

卯辰山三社の右側に建つ豊国神社の社殿

卯辰神社から見て右側にあるのが豊国神社

豊国神社の社殿に掲げられた豊國神社の扁額

こちらも立派な木造社殿で、正面には「豊國神社」の扁額が掲げられています。

豊国神社という名前の通り、祀られているのは豊臣秀吉

前田家の城下町である金沢に、なぜ豊臣秀吉を祀る神社があるのか?

これが調べてみると結構面白かったので、記事の最後のおまけで紹介します(*’▽’)

左側には愛宕神社

卯辰山三社境内に立つ愛宕神社の石碑

そして左側には愛宕神社

卯辰山三社の左側に建つ愛宕神社の社殿

こちらもちゃんとした社殿が建っています。

愛宕神社といえば火伏せ・防火の神様として信仰されてきた神社として知られています。
名前は各地で見かけますが、卯辰山にもこうして祀られています(*’▽’)

本当に3社がすぐ隣同士に並んでる( ゚Д゚)

「卯辰山三社」という名前だけ聞いたときは、この辺りに3つの神社が点在しているのかと思っていたけど、想像以上に近かったw

境内には手水舎や古い狛犬も

卯辰山三社境内にある手水舎

境内には手水舎もあります。

見たときには綺麗な水が溜まっていました。

卯辰山三社境内で横倒しになっていた古い狛犬

そして気になったのが、横倒しになっていた狛犬

かなり古そうな石造りの狛犬ですが、どうしてここに倒れているんだろう?

能登半島地震の影響だったりするのかな?とも思いましたが、現地では理由までは分からなかったので詳細は不明です( ;∀;)

卯辰山三社周辺で9月の自然観察

せっかく森の中まで来たので、いつも通り周辺の自然も見ていきます~(*’▽’)

卯辰山三社へ向かう階段沿いの林床に生えていた白いキノコ

千杵坂や階段周辺ではキノコがあちこちから生えていました。

湿気が残りやすそうな林の中なので、探せばもっといろいろ見つかりそう。

卯辰山三社の鳥居周辺に大量に落ちていたクリのイガ

そして鳥居の近くでは、地面にクリのイガが大量に落ちていました

茶色くなったものだけじゃなく、まだ緑色の新しいイガも混じっています。

ほかにも途中の少し開けた場所にはヤマボウシの実が転がっていたり、階段の一部がクズの花と思われる紫色の花びらで染まっていたり。

その一方で、森の中ではまだセミがかなり元気に鳴いていました。

耳ではまだ夏、足元を見ると少しずつ秋。

9月上旬らしい、夏から秋へ移り変わっていく時期を感じる散策になりました(*‘ω‘ *)

卯辰山三社と周辺の自然を一緒に楽しめました

今回は卯辰山花菖蒲園から千杵坂を登り、卯辰神社・豊国神社・愛宕神社の卯辰山三社を見てきました。

階段はそれなりにありますが、梅林や金沢市街の景色を見ながら歩けるし、周囲は木々に囲まれているので自然観察との相性もかなりいい場所。

田中が行った9月2日はまだ青もみじとセミで夏らしさが残っていましたが、足元にはクリやヤマボウシの実が落ち始めていました。

初春の梅、初夏の花菖蒲やアジサイ、秋の紅葉と、季節を変えて歩いてみるのも面白そうですね~(*’▽’)

今回は通らなかった豊国橋側の新参道も気になるので、そっちもそのうち歩いてみたいと思います。

おまけ:なぜ卯辰山に豊国神社があるの?

今回3社を見ていて、一番気になったのが豊国神社

豊国神社で祀られているのは豊臣秀吉です。

でも金沢といえば前田家の城下町。

なんでここに秀吉を祀る神社があるんだ?( ゚Д゚)

調べてみると、そもそも前田利家と豊臣秀吉には非常に深い関係がありました。

利家は秀吉とともに織田信長に仕え、その後は豊臣政権を支える有力大名の一人となります。
秀吉から加賀・能登・越中の支配を任され、金沢を拠点に現在の加賀百万石につながる基盤を築いていきました。

そして豊臣家が大坂の陣で滅亡した翌年の元和2年(1616年)、加賀藩3代藩主の前田利常が現在の卯辰山付近にあった卯辰観音山に神社を設けたとされています。

当時は現在のように堂々と「豊国神社」と名乗ったわけではなく、「卯辰山王」と称して秀吉を密かに祀っていたそうです。

わざわざ名前を隠して秀吉を祀ってたのか(; ・`д・´)

江戸幕府を開いた徳川家にとって、滅ぼした豊臣家は特別な存在。
その時代に秀吉を表立って祀るのは簡単なことではなかったんでしょうね。

それでも前田家が秀吉を祀った背景を考えると、豊臣政権を支えた前田家との関係の深さが見えてきます。

その後、明治時代の神仏分離を経て秀吉を主祭神とする豊国神社となり、移転などを経て現在の卯辰山三社の場所へと移りました。

ただ神社を見ただけだと、

「豊国神社あるな~(*’▽’)」

で終わってたけど、調べると前田家と豊臣家の関係までつながってくるのが面白いですね。

金沢の街を歩いていると、こういう歴史がひょいっと残っているから油断できないw

公式サイトはこちら

卯辰山三社の所在地や公共交通機関でのアクセスなどは、金沢市観光公式サイトでも確認できます。


▶ 卯辰山三社(金沢旅物語)

こんな記事も上げてるよ~

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